日記

更新頻度はあまり高くはありませんがネタがあったら書いていこうと思います。

映画 天気の子 感想 (ネタバレあり)

本日、映画 天気の子を見てきましたので、感想を書きたいと思います。ネタバレがありますから、見ていない方はブラウザバックをお願いします。

全体的には面白かったです。しかし、ストーリーの部分で君の名は。を超えられていないと感じました。
作画とか演出にこだわる人はそれだけで見る価値はあると思います。
特に背景の描写が素晴らしかったです。東京に住んでいる人はよく分かると思います。あと、雨のシーンが多かったですがそこも良かったです。
また、演出も良かったです。普通の会話だけではなく印象深い心の声があるところとかが新海監督っぽくてよかったです。
音楽との組み合わせも良かったです。

ただストーリーに関しては無難でしたが、最後が微妙だと感じました。
大体の流れは、題材が違うだけでほぼ君の名は。と同じに感じました。

  1. 出会う。
  2. 盛り上がる。
  3. 消える。
  4. 再開する。

という流れですね。
ただ君の名は。と違うところは最後が完全なハッピーエンドではないと感じてしまったところです。
ここは見る人にとって意見が分かれるのではないかと思います。

映画の最後で「僕らは大丈夫」というセリフがありますが、「おめぇらは大丈夫でも東京は大丈夫じゃねーだろ」と突っ込みたくなりました。
現実主義者なので考えてしまうのですが、首都圏水没で毎日雨とか大災害もいいところだろう笑 被害総額何億円だよ。
しかもそれを主人公の判断でやってしまうという…
更に女が消えた原因も調子に乗って能力使いまくったからという。
まぁ、それだけ自分が必要とされていることが嬉しかったんでしょうけど。ここはこの映画で描きたかったことの1つだと感じました。
要は、親を失って生きるための生活を強いられていたところに、主人公が人のために自分の能力を使える場を作ってもらえたという展開ですね。
ここは共感できました。

しかし、親が死んだところの詳細がなく、どういう状況だったのかわかりませんが、普通中学生で児童養護施設に行かないで働くことになりますかね。
なにか理由があったのならちゃんと映画にうつしてほしかったです。
そこを指してもともと狂ってるって言ってたのかな?

もう少しいいまとめ方はなかったんでしょうか…
君の名は。の時間トリックがよかっただけにそこがちょっと残念でした。

本田翼についてはそこまで違和感はありませんでした。多分PVのところは本編で嘘をついているところなのでそこだけ取り出したせいで変な感じに写ったのだと思います。

まとめ

1人の人間のために大勢を犠牲にするか、大勢の人間のために1人が犠牲になるかというお決まりの展開で、
この映画では1人の人間の方を取った形で、大勢に被害はあったが意外とうまく行っているという曖昧なまとめ方になってしまっています。

しかし、よくよく現実的に考えてみると実際にそのような状況(首都圏水没)になったときに、私自身が「本当に意外とうまくいくか?」という疑問を持ってしまいました。
そう疑問に思わない方にはハッピーエンドなのかもしれませんが、私にはどうしてもすべてがハッピーではなかったのではと感じてしまいました。

PS.
映画館で隣の人が汗臭くて辛かったです。至近距離で2時間耐久は流石に辛いです…
明日は我が身で気をつけなければならないと感じました。